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藤村氏、当初からねつ造 宮城県考古学会最終報告 河北新報 5月18日
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東北旧石器文化研究所(宮城県多賀城市)の藤村新一・前副理事長による旧石器発掘ねつ造問題を調査していた宮城県考古学会の特別委員会(委員長・辻秀人東北学院大教授)は18日、多賀城市で開いた総会で最終報告した。報告によると、藤村氏が自宅で所有していた石器(藤村コレクション)の大半に不自然な痕跡が認められ、うち最も発掘時期が古いのは1974年9月。藤村氏が早い時期からねつ造を繰り返していたことが、資料から裏付けられた。
藤村コレクションのうち日付や発見場所が記されたものが231点。このうち地層断面から採取された149点だけを見ても、82.5%の123点に(1)農耕具などで割られたとみられる鉄分の付着(2)地層とは別の土の付着―などねつ造の可能性が大きいことを示す痕跡が認められた。
焦点となっているねつ造の開始時期をめぐっては、特別委が「疑惑石器」としたものの中で採取時期が最も古いのは、74年9月に宮城県岩出山町の三太郎山遺跡から出土したとされるスクレイパー(削器)。さらに石器は現存しないものの、藤村氏が初めて共同調査に参加した同年4月29日、座散乱木遺跡(岩出山町)で発見したとの記録が残る石器2点についても、特別委は「同じ個所から旧石器は発見されず、ねつ造の可能性が高い」(辻委員長)と結論付けた。
ねつ造問題を検証している日本考古学協会特別委員会も、藤村氏が関与した約150の遺跡について「ほとんどすべてがねつ造」との最終見解をまとめ、今月24、25の両日、東京で開く協会の総会で報告する見通しだ。
ねつ造問題では、宮城県教委が3月、藤村氏が関与した県内148遺跡のうち129遺跡について、旧石器時代の遺跡としての登録を削除している。
2003年05月18日日曜日
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